ダーツが密かなブームになっているようです。
お酒を飲んだり食事をしたりしながら、仲間でダーツを楽しめる「ダーツバー」も、都心を中心に各地で見られるようになりました。
ブームの原因は、誰でも楽しめることにあります。
ダーツは矢を投げて的に当てるという、言ってみれば単純なゲームで、体力もいらず、場所やお金も比較的かからずに始めることができます。
気軽に楽しみたい人にとっては、ある程度の上達のレベルに達するのも簡単で、とてもお手軽なゲームといえるでしょう。
単にゲームをするだけではなく、一緒にプレーする人との交流を楽しみ、上達を競い合うというコミュニケーションの場でもあります。
しかし、ダーツにはさらにより奥の深い一面もあります。
まず、ゲームのバリエーションが複数あり、それぞれにまた多岐にわたるルールがあります。
単に正確に的に当てるだけではなく、どこを狙って、どんな順番で的をクリアしていくか、深く考えられることができないと、上級者としての上達の域を目指すことはできません。
また、対戦相手との駆け引きも重要です。ポーカーゲームのように、相手の出方を予想し、自分の作戦を組み立て、相手にプレッシャーをかけるといった、高等戦術が要求されます。
特にプロの世界では、上達トレーニングの課程で、精神面での強化が必須の要件になります。
こういった、アマチュアからプロのレベルまで、幅広い層で楽しめることが、ダーツの魅力であり、ブームを牽引していると言えます。