そのためには、自宅に練習用のボードを設置する必要があります。
まず、ハードダーツ用と、ソフトダーツ用のどちらのボードを選ぶか、決めなければなりません。
気軽に始めるには、ハードダーツ用のボードがよいでしょう。
当たった時の音が静かですし、価格も1万円未満と、安く抑えることができます。
ただし、矢がうまく的に刺さらなかったときに、壁や床を痛めてしまわないよう、コルクボードをはったり、穴が開いても良いカーペットを敷くなどの対応が必要です。
掛けられる予算や、騒音対策、コンセントの位置などの問題がクリアできるのでれば、ソフトダーツ(エレクトリックダーツ)という選択肢もあります。
業務用のものは、サイズも大きく、高価ですが、個人で買えるような、普及型タイプもあり、2万円以下で市販されています。
これらの要素を考慮して、どちらかのタイプのボードを用意します。
ハードダーツ用は、得点の計算よりも、とりあえず狙った場所にうまく当てるための練習が必要な、初歩的な段階では、これで十分でしょう。
ダーツに上達して、競技会への参加なども考えるようになったときは、競技会でも使われるエレクトリックダーツ用のボードの方が、より実戦に近い形で練習できます。
得点を計算することに煩わされなくなるので、投げることに集中して練習できるという、利点もあります。
ダーツのボードは、矢ほどではないにしろ、徐々に消耗していく道具です。
不具合のあるボードで練習しても、上達に繋がるような効果は上げられませんので、傷みが起きていないか、時々チェックすることも大切です。