ダーツを上達するためには、矢の投げ方についてしっかり学ぶ必要があります。
矢を投げることをスローイングと言いますが、スローイングは、「矢を構える(アドレス)」「矢を手前に引き、体に近づける(テイクバック)」「矢を放つ(リリース)」「手を的に向かって伸ばす(フォロースルー)」といった、一連のステップから構成されています。
アドレスのステップでは、目線をボードの狙うポイントにあわせ、その直線上にダーツの矢を構えます。肘から先が、床に対して垂直になるように、肘と矢の位置を決めます。
テイクバックでは、肘の位置を動かさないで、ゆっくりと、矢をまっすぐに後ろに引きます。 その際に、左右や上下のぶれがないように心がけることが、ダーツ上達の秘訣です。
リリースは、肘の位置を固定したまま、手を前へ伸ばしていきます。 このときは、アドレスしたときの直線上に矢が乗るように動かしていくのがコツです。
あまり力を入れず、肘を支点とした振り子のように、手を動かし、最後に軽くスナップをきかせて矢を離しますが、そのとき、矢に指が引っかからないように注意しましょう。
リリースの後、自然に手を前方に伸ばすのが、フォロースルーです。
投げた後の動作ですので、矢の飛ぶ方向には関係ありませんが、いつも同じように手が伸びていくようにすることで、ダーツのスローイング全体を安定させるために役に立ちます。
これらのスローイングの各ステップが、いつも同じ形で決められるよう、地道に練習することが、ダーツの上達につながります。