持ち方のことをグリップと呼びますが、自分に合ったグリップを見つけることが、上達の早道であると言われています。
適切な持つ場所を見つける決め手は、矢の重心です。
通常は矢の重心は、バレルのどこかにありますから、親指と人差し指で、そこをつまみます。
この2本だけで矢を持つスタイルが、2フィンガーグリップと呼ばれるスタイルです。 これがダーツのグリップの基本となります。
さらに、中指をこれに添えて、3本の指を使うのが、3フィンガーグリップ、さらに薬指まで添えるのが4フィンガーグリップとなります。
ダーツのグリップのスタイルは、初心者ならばこれ、上達したらこれ、といった決まりはありません。
要は、自分に最も適していると感じられる、自然なスタイルを選べばよいのです。
ダーツのグリップで、使う指の本数以外に、注意するポイントがあります。
それはあまり力を入れて、強く持たないことです。
もちろん、矢を正確に飛ばすためには、ある程度しっかり持つ必要はありますが、必要以上に力が入ってしまうのは禁物です。
また、リリースの瞬間には、スムーズに矢が離れていくよう、シャフトやフライトに指が引っかからないように注意しなければなりません。
2フィンガーグリップが最もリリースが容易ですが、矢の方向を安定させるには、添える指の数が多い方が有効だと言われています。
その両方のバランスを加味しながら、実際いろいろなスタイルのグリップを経験し、自分にフィットしたスタイルで練習を重ねていくのが、ダーツ上達の秘訣です。