ダーツの上達に必要なことの一つに、ゲームに使われる道具の名称と機能をきちんと覚えることがあります。
使われる道具は、投げる矢(ダーツ)と、的となる板(ボード)です。
矢はさらに、4つの部品から構成されています。
一番先頭にあって、ボードに刺さる部分はティップと呼ばれ、金属(ハードダーツの場合)やプラスティック(ソフトダーツの場合)でできています。
それに続く部品が、バレルと呼ばれるもので、細長い樽のような形からこの名がつきました。
バレルは、ダーツを投げるときに指で持つ部分で、滑りにくいように溝が刻んであり、真鍮などの金属でできています。
次がシャフトです。バレルと最後尾のフライトを繋いでいます。目立たない部品ですが、矢の全体のバランスを整える上で、大事な役目を持っています。
フライトは、矢の羽にあたる部品です。
本物の鳥の羽や、紙・プラスチックなどで出来ています。
矢が正確なコースを描いて飛ぶための、重要な部品で、初心者のうちは大きなもの、上達するにつれて、小さなものを使うようになります。
的となるボードは、放射状に20等分された線と、同心円状にある、ダブル・トリプル・ブルによって、複数のゾーンに区分されています。
ダーツの得点は、矢がどのゾーンに刺さったかによって、カウントされていきます。
同心円の線上のゾーンは高得点ですが、ここに矢を当てるのは、高い技術が要求されますから、ダーツの上達を目指すにはここを正確に狙えるようになる必要があります。