大きさ・形・材質で種類が分かれていますが、一番目立つ部分でもあるため、競技者の好みや個性を表現しやすい部分でもあり、市販品に飽きたらず、自作する人もいるほどです。
大きさについては、大きいほど安定して飛ぶけれども、スピードが出にくいという特性があります。
初心者のうちは、スピードよりも安定度を優先して、大きめのタイプを選び、ダーツの技術の上達に連れて、スピード重視の小さめのタイプを選ぶようになります。
フライトの形は、大きさとも関わってきますが、スタンダードタイプ・スリムタイプ・ティアドロップタイプなどがあり、こちらもスピードや安定度に影響してきます。
デザインの好みや、自分の上達レベルにあった最適なものを選ぶようにしましょう。
材質は、元々はダーツの起源となった矢羽と同じ、鳥の羽や紙で出来ていましたが、その後色々なものが開発されています。
主流はプラスチック(ポリフィルム)製で、軽いうえ破れにくく、デザインもしやすいことから、広く普及しています。
シャフトとの接続は、シャフトにある切れ込みに刺すタイプが殆どで、フライトの枚数(4枚または3枚)に合わせて、シャフトに4方向(十文字)または3方向の切れ込みがあります。
この部分のガタつきがあると、飛びが不安定になるため、シャフトとフライトが一体型になって、取り外せないようになっているタイプもあります。
一体型は、細かい調整が不要ですが、シャフトとフライトを自由に組み合わせられないため、上達者向きというよりは、初心者向けのタイプと言えます。