ダーツは矢を的に向かって投げ、当たった場所によって得点が決まるゲームです。
その得点の合計がどうなったら、ゲームの決着がつくかによって、いくつかの種類があります。
最もポピュラーなのが、ゼロワン・ゲームと呼ばれるものです。
これは、あらかじめ決められた持ち点から、矢を投げて得られた得点を引いていって、その持ち点がゼロになったら、競技終了となるというものです。
投げた結果が、残りの持ち点をオーバーしてしまった場合は、そのプレーは無かったこととなり、投げる前の持ち点が、次回に持ち越されます。
持ち点をうまく0点にするには、ただ矢を正確に的に当てるだけではなく、どんな順番で得点を重ねていけば良いか、考える必要があります。
ダーツの上達を目指すには、この計算が的確にできるようにならなければなりません。
ゼロワン・ゲームにはバリエーションが、いくつかあります。
まず、最初の持ち点の違いにより、ゲームが分かれますが、301点・501点・701点の3種類が代表的なものです。
数字が大きいほど、上達者向けと言えますが、その中では、持ち点が501点のゲームが最もポピュラーなもので、競技大会などで広く行われています。
また、ダーツの的は、いくつかのゾーンに分かれていますが、1投目はこのゾーンに投げなければならないとか、最終投はこのゾーンに入れる、またはこのゾーン以外に入れる、といったルールに基づいて行われるゼロワン・ゲームがあります。
ゼロワン・ゲームの上達者は、これらの制限をうまくクリアしながら、持ち点を0にできるよう、競技中に様々な計算を行っているのです。